すべらない話〜面白い話の科学〜
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先生になって、生徒の前で雑談をすることありますよね。
もしくはこれから先生になろうとしている方は、フリートークを身に付けなくては...と思ってますかね。
今日はどういった話がすべらない話なのかということを考察して行きたいと思います。
これすべる話とすべらない話を分けるポイントは、話のクオリティ(面白さ)じゃないことが分かってるんですね。
実はこれらを分けるポイントは
相手がその内容を知ってるか・知らないか
だったそうです。
こんな研究があります。
話し手と聞き手に、分かれて、話し手に特定の話題を話してもらう実験をしました。
●話し手のグループには映画のTed(お下品なクマさんのやつ)を観てもらって、その内容を聞き手に対して話してもらう。
●聞き手は2グループに分かれており
①事前にTedを観たことがある
②Tedを観たことがない
の2つに分かれてもらった。
そして、この聞き手のグループに対して、話を聞いて面白かったか、好感度が上がったかを調べた。
これ、どっちが「話が面白い」と言ったと思いますか?普通に考えてネタバレされてないグループの方が面白いと言ったと思いますよね。しかし、
①事前にTedを観たことがあるグループの方が話を面白いと感じた
ということが分かりました。
つまり、わたし達はどうしても相手の知らない話、新鮮な話をしたくなりますが、すべらない話をしたかったり好感度を上げたかったら
相手の知ってる話をした方が良い
ということが分かったんですね。
客層によって笑いが変わる、といえばイメージしやすいかと思いますが、みなさんのエピソードトークは高校生に対するものと、中学生に対するものとでは、変えていかなければならないということですね。
じゃあ、どんな話をすれば良いのか、ということですが。
相手から以前に聞いた話
これが最強です。
相手から聞いているので、上に述べたやうに相手が既に知っている内容というところも満たしています。
さらに、人は
「自分のことを話しているときは、脳に快感を得られている」
ということが分かっています。
●現金を貰ったとき●美味しいものを食べたとき
に匹敵するくらいの快感だそうです。
これらを意識してみると、クラスの生徒の前で話す内容も少し違ってくるのではないでしょうか。