FBI式トーク術で脳に快感を与える
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FBIのネゴシエーターのノウハウシリーズその2
彼らが一番最初に学ぶことがオープンソースで公開されていて、それを元に記事を書いてみました。
生徒と面談をしたり一対一で話すこと、ありますよね。教師として、どのように生徒と話せば良いのかを考えていきたいと思います。
これ最初に言っておきますが、大事なのはトーク力ではないんです。
研究を紹介しながら、ポイントを解説していきます。
「人が自分のことを話しているとき」に、
どのようなことをしている時と同じくらい脳が興奮しているかを調べた実験がありました。
その結果、なんと、
お金をもらったとき
美味しいご飯を食べたとき
と同じような興奮状態に脳がなっていたらしいです。
さらに、被験者の人に
「お金をもらって話をやめますか?このまま話し続けることを選びますか?」
と聞いたところ、大半の人が話し続けることを選んだそうです。
ほんとですかね?私ならお金もらっちゃいそう...
でも、そういった脳が興奮状態にあるときの人間の行動としてはそういった傾向があるらしいです。
つまり、以下に書くようなスキルを極めることで
面談してる生徒の脳に現金を貰った時と同じような快感を与えられるような先生になりましょう!という話です。
(大人相手にも活用できますからね)
はいでは本題に戻って、
相手をそのような正常な判断が出来ないほど興奮するポイントは
「傾聴」だそうです。
これさえあれば大抵の交渉はうまくいく。だから絶対に身に付けるっていうのがFBIのマニュアルにもあるそうです。
この最強スキル「傾聴」のポイントは4つあります。
①口出し、反論、評価は決してしない
まず、これが大切です。あなたの話を私は聞く意思がありますと伝えましょう。あなたが話す番ですと安心させてください。
②短く定期的に頷く
聞いている途中で、微動だにしないと相手も話しにくいので、相槌を打ちましょう。これでさらに確実に話を聞いている態度を示してあげます。
③話しが切れそうであれば、相手が言ったことを出来るだけ短くまとめる
「つまりこういうことですか?」
というように短くまとめてあげます。これがないと、相手がノンストップで話し続けることになるので、結構大事なスキルです。
そして、この要約は相手の言いたかったこととズレててもズレてなくても良い効果を生んで
●違った場合→相手が訂正するからまた話が続く
●合っていた場合→話をきちんと聞いてくれているんだと安心感を与える
ので、ぜひ一歩先のスキルとして試してください。やればやるほど向上する部分です。
④手短に答えられる質問を挟んであげる
最後は、一行で答えられるような簡単な質問を挟んであげましょう。聞き上手とか言われる人が上手なのは、こういう簡単に返せるような質問をちょうどよく出来る人のことです。
「いつからやってるの?」とかそんなんで良いです。イメージはラインで一行で打って、相手も一行で返せるようなことです。
この相手にとって心地よい質問というのも一歩先の面談スキルですね。
これら4つのポイントを守って傾聴してあげることで、現金を与えるのと同じくらいの快感を生徒に与えることができるという話でした。
すぐ出来そうですよね。今までももしかしたら無意識のうちにやっていた先生も多いかもしれません。でも、これをさらに意識的にやることでドンドン技術は向上していきます。
ぜひ次の面談時には少しでも試してみてください。